甘いものがやめられず困っている方にオススメしたい、アガベシロップ。アメリカのスーパーではよく見かけますが、健康面でどのようなメリットがあるのでしょうか?ここで少しアガベシロップについてご紹介したいと思います。
アガペシロップとは
アガベシロップとは、アガベという植物の樹液から取れた甘味料です。ハチミツよりも甘いと言われており、粘り気は少なくサラサラしているのが特徴です。砂糖よりも1.4倍〜1.6倍の甘さを持っているため、甘いものが好きな方に重宝されています。メキシコ産のものが多く、欧米では簡単に手に入る天然甘味料としてとても人気です。
アガペシロップは血糖値が上がりにくい
皆さんGI値という言葉は知っていますか??実はこのGI値がアガペシロップは非常に低いのです。
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもの。ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるのです。
つまり、アガペシロップは摂取した場合に、血糖値の上昇が砂糖に比べて圧倒的に抑えられるのです。アガペシロップはGI値はりんごと同じくらい低く、21程度しかありません。
そしてなぜアガベシロップのGI値が低いのかというと、それは甘さが果糖でできているからです。砂糖の甘さはブドウ糖でできていますが、アガベシロップは樹液から作られたシロップなのでフルーツと同じ果糖が主成分です。果糖は肝臓で吸収され、分解されるためインシュリンを必要としません。
アガペシロップには整腸効果も
このアガベシロップには水溶性の食物繊維が多く含まれているので、整腸効果も期待できるんです。アガベシロップに含まれる水溶性食物繊維はイヌリンと呼ばれており、人間の腸内で毒素を吸収し、体の外に排出してくれる働きがあります。そのため、腸内デトックスがこのアガベシロップで簡単にできてしまうんですね。
アガペシロップの活用法!
アガベシロップは様々な活用ができることも人気の秘密です。料理はもちろん、トーストに直接かけたり、コーヒー、紅茶に入れたりもできます。ヨーグルト、お菓子作りなどにも使えるので大変重宝します。
また意外と煮物などの和食にも合うんです。味に深み、コクが出てとてもおいしく出来上がります。強い甘みがありますので、砂糖のかわりにアガベシロップを少々入れる位がちょうどいいですね。このまろやかな味は病みつきになること請け合いです!
アガペシロップの注意点
しかしこのアガベシロップ、摂りすぎにだけは注意が必要です。上記にも述べたようにアガベシロップの主成分は果糖です。果糖は通常肝臓で分解されますが、このアガベシロップは凝縮された果糖で、肝臓で分解するのに肝臓に大きな負担をかけてしまうことがあるのです。そのため過剰摂取には注意し、日常の食生活に適度に取り入れることをオススメします。最近では低果糖のアガベシロップも発売されていますので、アガベシロップを普段よく使う方は低果糖のものを代用すると良いですね。
以上、アガペシロップについてご説明いたしましたがいかがでしたか?日本ではまだ見慣れないアガベシロップですが、毎日の食生活にうまく取り入れることで、健康的に甘味を食卓に取り入れることができます。うまくアガベシロップを活用し、美容と健康を保ちたいですね。
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