オーストラリアから広まったブリスボールは、ドライフルーツやナッツなどで作られたお菓子です。ヘルシー志向が広まる中で「ダイエット中でも罪悪感なしに食べれるお菓子」として、注目を浴びています。
どんなお菓子なの?
ブリスボールとは砂糖や添加物を一切使わないお菓子で、「甘いものを食べると体によくないのでは?」といった罪悪感なしに(ギルトフリー)食べることができます。
せっかくのおやつタイムも、変な罪悪感が心の隅にあるとリラックス効果も半減してしまいますが、ドライフルーツやナッツを材料としたヘルシーなブリスボールは、安心して食べることができます。
甘いものが大好きな人や甘いチョコレートが欠かせないといった方には、自然の甘さと美味しさがたっぷりで、形がトリュフに似たかわいいブリスボールが、満足感が得られるのでおすすめです。
どこの国のお菓子なの?
ブリスボールは、ドライフルーツやナッツなどを原料としたオーストラリア原産のおやつです。おやつというよりもヘルシーでおいしいお薬玉といった感じで食べられてきました。
材料も家庭によって様々で、好みのドライフルーツやナッツを使い、分量の割合も自由です。
オーストラリアのブリスベンはシドニー、メルボリンに次ぐオーストラリア第三の都市として知られていますが、このお菓子はオーストラリアのブリスベンで生まれたことから、ブリスボールと言います。
中国のゴマ団子や、日本のあんこ玉にどこか似たなつかしい感じもする素朴なお菓子です。
ブリスボールがヘルシーな理由って?
ブリスボールがギルトフリー(罪悪感がない)お菓子と言われているのは、砂糖や人工着色料、グルテン、その他の添加物が一切使われていないからです。
それと、なんといってもブリスボールがヘルシーなのは、食材の優秀さにあります。
例えば材料にアーモンドとクルミを入れた場合、アーモンドには、カルシウムやビタミン類、マグネシウムが含まれ、動脈硬化などの予防に役立ち、クルミは腎臓の働きを助ける作用があり冷えや腰痛に効きます。
果物は干すことでビタミンDが増えるので、ナッツとドライフルーツの組み合わせはアンチエイジングのためのおやつとしても適しています。
ブリスボールを作ってみよう!
ブリスボールの作り方に特に難しい決まりはありません。
・水に戻したドライフルーツ1カップに対して好みのナッツ類を1カップ、ココナッツパウダーやカカオパウダーを用意します。(この割合は参考のためです。材料もオーストラリアではナツメヤシの実が良く使われていますが、スーパーなどで手に入りやすい材料でOKです。仕上げのパウダーもゴマやきな粉などで応用しても美味しくいただけます)
・好みのドライフルーツとナッツ類とをフードプロセッサーにかけ、粘りが足りないようなら水を少し足して丸めやすい硬さにします。手で丸めて好みのパウダーをまぶし、冷蔵庫にしばらく入れて固めて食べます。
<フードプロセッサーがなくても作れます。>
材料をしっかりした厚めのナイロン袋に入れてへらなどでつぶして、くっつかないようにクッキングシートを敷いた四角いバットなどにのばして入れ、冷蔵庫で固めます。
固まったらさいころ形に切り分けて、パウダーをまぶします。
ブリスボールはオーブンも使わず、材料にもこだわらず、分量もアバウトでよい簡単なおやつですが、見た目がとてもかわいくておしゃれです。
その上、ヘルシーで薬効もあり、何よりも罪悪感なしで食べられるところが嬉しいお菓子です。とは言え食べ過ぎには注意が必要ですよ。