オーガニック製品の表示には、様々な可愛いマークがついていますが、「オーガニック」ということだけに安心して、意外と深い意味まで考えていなかったり・・・しませんか?
そこで、今回はおそらく最もよく見かける「NON-GMO」表記について簡単にお伝えしていきます。
NON-GMOとは?
GMO(Genetically Modified Orgasnisms)とは「遺伝子組換え体」を意味し、NON-GMOとは「非遺伝子組換え体」のことを表す言葉で、つまり「この商品は遺伝子組み換え食品を使っていません」という意味です。
人間が作物の遺伝子に手を加えて新しい品種を作る「遺伝子組換え」の技術は、近年急速に発展しました。
人に害を与える虫や環境に害を与える様々な弊害(大気汚染・天候変動)などから農作物を守り、育てやすくする(人件費の削減や除草剤を巻く回数を減らすこと)など、”品種改良=遺伝子組み換え”の研究によって、遺伝子組み換えで育った食物は広く普及していきました。
しかし、GMO食品の環境や生命に関する安全性については、現在でも様々な議論や諸説があり、また近年急速に発達した分野のため、まだ未解決のことも多いのですが、2017年3月時点では、「健康に悪影響を与える可能性がある」と言った論文が多く発表されています。
(実験のため遺伝子組み換え食品を与え続けたマウスの発ガン率が上昇したり、様々な内臓疾患にかかったりと言った事例や、アレルギー疾患が起こりやすくなる可能性なども・・・・)
特にGMO=遺伝子組み換えが行われているのは、輸入された大豆やとうもろこしです。(とうもろこしや大豆は様々なものの原料になっており、完全に排除するのが難しいのですよね・・・)
また、日本で国内ではコーンスナック菓子やとうもろこし缶詰など、33種の商品に表示義務があります。(2017年3月現在)しかし、朝ごはんの定番であるコーンフレークなどには表示義務がないので、知らない間に食べている可能性も・・・
そして、実は世界で1番遺伝子組み換え大豆を使っている国だと言われている日本。
最近は、NON-GMO表記の食品も日本国内で増えてきたので、
気をつけられることから始めていきたいですね。